堕天作戦 マンガワンのマメ知識9〜賢くて使える熊怪蟲〜

考察/解説

水曜定例の山本先生からの供給で考察ネタはたくさんたまっているのですが、なかなかアウトプットできずにいます。

マンガワン連載中に比べて先生の誠実なお人柄やお茶目な一面が垣間見えて嬉しい毎日です。

さて、マンガワン時代にチラチラ露出していたマメ知識の考察があと一つ残ってましたので、今回はこちら考察していきます〜

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マメ知識ってなに?

マンガワンアプリで公開の漫画を読んだ後に広告とともに出てくる2行ほどの各作品の作中設定です。
最近出てこなくなったのでもう載せなくなったのかもですね。コンテンツの消費は早い 🙄 

堕天作戦の編集を担当してくださっていた成田さんが10月末のツイッターで一気に放出してくださったのですべてクリアになりました 🙂 
全部で8つあります。

1. 熊怪蟲は経済性と利便性に優れた空前のベストセラー。150年にわたって後継種が生まれていない。
2. 魔人が使用する文字は暗号的で人間には解読至難。魔人はこれを習得済みの状態で生まれてくる。
3. 人間陣営の中には日本帝国が存在し、弱小ながら奮闘している。帝王の名はダニエル1世である。
4. 本編の豚怪蟲は幼虫である。羽化すると無用の長物と化すため、悲しい運命を背負っている。
5. 「破壊神シヴァ」を自称する魔人は多い。青春の麻疹(はしか)である。
6. 遠い昔、虚術の多用で地球の大気が減少したため虚術士狩りが行われたという伝承がある。
7. 汚染が軽度だった 東南アジアには世界中から移民が殺到し、人間同士による争いが続いた。
8. 腐鉄菌の作用により、鉄は一定量集積すると他元素に変化する。腐鉄菌の実態は未だ特定されていない。

 
そしてこれまで私が考察したマメ知識考察対応はこちら

1. 熊怪蟲は経済性と利便性に優れた空前のベストセラー。150年にわたって後継種が生まれていない。
2. 魔人が使用する文字は暗号的で人間には解読至難。魔人はこれを習得済みの状態で生まれてくる。
堕天作戦 マンガワンのマメ知識4〜魔人文字〜
3. 人間陣営の中には日本帝国が存在し、弱小ながら奮闘している。帝王の名はダニエル1世である。
堕天作戦 マンガワンのマメ知識6〜日本帝国〜

4. 本編の豚怪蟲は幼虫である。羽化すると無用の長物と化すため、悲しい運命を背負っている。
堕天作戦 マンガワンのマメ知識5〜豚怪蟲〜
5. 「破壊神シヴァ」を自称する魔人は多い。青春の麻疹(はしか)である。
堕天作戦 マンガワンのマメ知識2〜破壊神シヴァ〜

6. 遠い昔、虚術の多用で地球の大気が減少したため虚術士狩りが行われたという伝承がある。
堕天作戦 マンガワンのマメ知識3〜虚術士たちの悲劇〜

7. 汚染が軽度だった 東南アジアには世界中から移民が殺到し、人間同士による争いが続いた。
堕天作戦 マンガワンのマメ知識1〜作中舞台がインドの理由〜

8. 腐鉄菌の作用により、鉄は一定量集積すると他元素に変化する。腐鉄菌の実態は未だ特定されていない。
堕天作戦 マンガワンのマメ知識8〜腐鉄菌の発明〜

成田さんのTwitter発表のナンバリングと一致してなくてすみません。
今回は1について考察していきたいと思います。

堕天作戦 マメ知識9〜賢くて使える熊怪蟲〜

 マンガワンのマメ知識:
熊怪蟲は経済性と利便性に優れた空前のベストセラー。150年にわたって後継種が生まれていない。

 

怪蟲関連のマメ知識が二つある事から、どうやら山本先生は怪蟲が結構お気に入りなんじゃないかとは思ってましたが、、

Twitterで怪蟲設定資料を放出されたのをみて、あ、めっちゃ気に入ってはるって確信しました。

今回の考察対象の熊怪蟲は1/18付けのTwitterで設定がアップされています。

熊怪蟲のビジュアルとサイズ

熊ちゃんの初登場は多分1巻の13ページ、アンダーが身柄をピロの元に搬送されている回想シーンかなと思います。遠目のシルエットが熊に見えなくも、、、ないような。豚怪蟲に比べるとあまり哺乳類の熊との共通点はないように思います。

熊怪蟲と馬怪蟲には2本の尻尾があるのが特徴です。なんだろうなあ。たまに尻尾ある虫ありますが用途わかってないです。犬みたいにバランスとったりできるんですかね〜

人が騎乗していて隣の馬怪蟲との体格差から、大きさはだいたいカバぐらいかなと思ってましたが、約3mと数値がでてきました。怪蟲設定ありがてえ!!

馬怪蟲は華奢そうだし魔人を騎乗させたらそれ以上の負荷は無理そうですが、熊怪蟲は魔人騎乗プラス荷車(アンダー)を引いていて力持ちですね〜

実際の熊とのサイズ感の比較はこんな感じ↓↓虚空処刑の2話冒頭でレコベルが親切に説明しています。

コスパ最高の150年選手

”経済性と利便性に優れた空前のベストセラー”とのことですが、まず

経済性:これはまずは燃費がいいのかなあと思います。大きすぎない体格の雑食動物というのは飼育する上でかなりのアドバンテージかと。肉食だと餌代が大変なことになりそうですし、巨大な豚怪蟲は維持費用がかかるためそんなに個体を維持できないとか。しかも成虫になったら用済みの豚怪蟲と比べても熊怪蟲は食用としてもOKらしいので、最後まで利用価値のある都合良い生き物です。

そして、150年つづくベストセラーということは、開発費がかからない上に長きに渡る生産により品質が安定しているので個体に不具合が起きにくいから、コスパ最高なのだと思われます。

150年前は堕天作戦の世界では新世歴162年(西暦2497年)ごろで魔人と人間の抗争が激化している時期です。怪蟲は魔人が念波で操って利用するので、魔人サイドが主に軍事目的で開発したのかと思われます。

※年代については以前年表の考察(2巻時点地獄献上時点戴天党風雲際会時点)をしましたのでご参照ください。作中の新世歴は「魔竜設定」ではっきりとした年(カトラスが墜落した年=新世暦312年(西暦2647年))が記載され判明しました。

あの新型怪蟲にも熊怪蟲と同じ特性が?

話が少しそれましたが、続いて、、

利便性:これは後続の設定 ”おとなしく従順、知能が高い、モノを掴むことができる” で一気に納得しました。なんと(魔)人に都合のよい家畜であることよ。そりゃあなかなか改良されないよね。

従順で知能が高いとスムーズに作業は進むから重宝されそうです。中には自我を持つ個体もあったとかで、自我を持った熊怪蟲を主人公に外伝が一つできそうな設定ですね。

そして、モノを掴むことができるというのは怪蟲として例外レベルにすごいことだったのですね。

確かに他の怪蟲たちの手足はモノを掴めそうに、ない、、

哺乳類でも指が同じ方向を向いている動物はものが掴みにくいけれど、人間や猿類のように親指がある動物は物を掴むことができたことから知能が進化していったという説があります。余談ですが(てか余談しかないですが)実際の熊には親指はありませんが熊猫(パンダ)には親指に近い動きをするコブがあるそうです。

熊怪蟲に知能があるのもモノを掴めるという特性のせいかもしれません。

しかし、初期では物を掴める怪蟲は熊怪蟲だけだったのですが、物語途中から鬼怪蟲というさらに器用な子が登場します。鬼怪蟲はでサーデリー戦でハイデラ軍の新兵器として登場しており、直立している上に棍棒を使い熟しております。

のちにメイミョーの上層部たちが評するには熊怪蟲よりも器用にモノを掴むとのことで、これって手足は熊怪蟲の遺伝子がベースになってたりするのかな。どちらも3本指構造ですし。

鬼怪蟲は今は出たばかりですが、今後熊怪蟲と同様に個体によっては鬼怪蟲にも自我が出てきたりするのか、とか、堕天作戦は設定一つでいろんな妄想がはかどります。

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