今回は堕天世界独自の生き物、怪蟲についての記事です。
考察にふさわしいモチーフなのですが、結構遅めの紹介になったのは、私が個人的に虫が苦手で調べたりググったりしたくなかったからです😅)できるだけマイルドにご紹介&考察したいと思います。
怪蟲とは
堕天作戦に出てくる昆虫や節足動物の名称です。
2巻で、ゾフィアが樹海で捕食していたのも怪蟲らしいので、あれが本来の原型なのかと思います。
作中に出てくる、哺乳類の名が頭についた豚怪蟲、馬怪蟲、熊怪蟲といったものは各能力に特化した昆虫ベースの生物です。
レコベル曰く「自然に進化したものではない」(虚空処刑part2【あらすじ】堕天作戦1巻 虚空処刑 Part2)らしいので野生の蟲を人工的に進化させたもののようです。アンダーが「(魔人は)念波で怪蟲を操るし」と言っていたので、念波を使える魔人が進化させた可能性が高いと思います。アンダーが豚怪蟲の事を「記憶と違う」と言っていたので進化したのは最近の事のようです。
今回は一番メジャーな豚怪蟲をまとめてみました。
豚怪蟲
語源はもちろん豚。見た目はキャタピラーで使い方も戦車のように突進型の兵器として利用される。
初登場は虚空処刑3でピロを圧倒した。炎の攻撃に肉体は耐性があるのでピロや魔竜といった炎型の攻撃をする相手からすると厄介な相手。
竜姫活殺【あらすじ】堕天作戦1巻 竜姫活殺 Part2でも魔竜カトラス対策で登場したが、カトラスの炎には耐えるものの串刺しにされて戦闘不能となった。
無明隧道【あらすじ】堕天作戦 5巻 無明隧道 Part2ではモーラに操られて爆進するも、魔力切れのモーラに手放される。
豚怪蟲の特徴
1.ロケット弾も通さない肉厚な体を持つ戦闘型の怪蟲。
竜のロケット弾は通さない体でも鋭利な刃物で急所を突き刺されると倒れる。また、ピロ曰く炎に表面は耐えれても吸い込む呼気で内側から爛れて倒れるという。
2.芋虫のような外見で多足型の生き物。
マメ知識によると成虫すると飛んでいってしまうらしい。
3.かなりの巨体
無明隧道でハイデラの雷術士が豚怪蟲に対峙した時やモーラと歩いている絵から考えると、
体長およそ10m以上だと思われます。
人間との対比はこれぐらい??↓
4.節は10〜13ほどで各節から足が生えている。
個体によって少し差があるようです。
5.体に斑点模様がある。
これは幼虫に見られる鳥対策の目玉に見える模様の名残かと推察されます。
豚との類似点
豚をモチーフとするだけあって、豚怪蟲は豚と似た部分も多くあります。
1.プヨプヨした体
たるみのある体つきでとてもプヨプヨしています。
2.足が豚足
芋虫に見えて足が豚でした!これ最近まで気づいていませんでした。てっきり足も節足的な形状かと思っていました。
3.尻尾が豚
尻尾が豚のようにクルリと巻かれています。よく見ると可愛い。
4.耳が豚
耳の形は葉っぱのような形状で羽のような材質なのかな?先に出たハイデラ術士のシーンでは耳を掴まれています。
5.鳴き声が豚
いくつか鳴いているシーンがありますが、豚と同じです。
怪蟲は汚染が生み出したもの?
豚怪蟲はおそらく魔人サイドが怪蟲をベースに遺伝子操作を重ねて開発したものと思われます。いまも魔人はさらに便利な機能の怪蟲を作り出そうと研究を重ねているようです。結果として鬼怪蟲のような二足歩行の怪蟲も開発されました。
では、なぜそもそも今はいない怪蟲などという生き物がいるのでしょうか。樹海のシーンで出てくる怪蟲は見たことのある形ですが巨大なものとなっています。
おそらく汚染している世界において虫独自の進化をして怪蟲となってしまったのだと思います。
古代の虫は巨大だったそうですが、その原因は高酸素の環境によるそうです。
古代の昆虫、巨大化の謎に新説3億年前、現代のカモメほどの大きさの肉食トンボが我がもの顔で空を飛び回っていた。トンボをはじめ、この時代の昆虫がどうしてこのように巨大化したのかは長い間謎とされてきた。ナショナルジオグラフィック日本より
ただ、虫が巨大化するほどの酸素濃度の環境って人間は酸素中毒になってとても生きていけないそうです。
※酸素中毒とは過剰な酸素が,生体の解毒機能を超えて有害な作用をきたした状態です。酸素濃度50%以上の高濃度酸素を吸入しつづけると、気道粘膜や肺胞が障害され重篤な場合は呼吸不全に陥ります。怖!!
推論ですが、堕天世界世界の汚染とは酸素濃度が高いことも含まれるのではないでしょうか?それにより従来の虫が巨大化して怪蟲となってしまい、樹海などに生息しているのではないかと考えられます。
以上、今回は豚怪蟲についてまとめて考察してみました。
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