あけましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願いします。
今年はもう少し定期的に更新できるように頑張りたいと思います。
新年最初の投稿は堕天作戦の表紙の考察シリーズ2です
※1巻の考察はこちら【ドクロ】表紙の謎【1巻】
2巻の表紙は
樹海の女性不死者ゾフィアです。
1巻よりは少しマイルドになったもののまだまだ買いづらかった表紙です。しかし重版かかる前は一番に2巻が品薄になっていた記憶があります。一番に売り切れるなんてやっぱり女の子のエロは強い!
表紙のゾフィアは本編以上にタッチが線画風になっていて中世の宗教画を彷彿とさせます。金色だし。
堕天作戦をを知らない人は、この表紙を見て何の漫画と思うのかなあ。店頭で見かけてジャケ買い的な楽しみ方をできた人が少し羨ましいです。表紙から中身を想像する、中身を読んで別の意味で期待を裏切られてドはまりする、なんて最高に贅沢な読者です。
表紙の謎その1
ゾフィアの左足から胸元にかけて伸びているものは何でしょう??
←コレ
うまく陰部を隠しているのでデザイン上のあしらいでもあると思うのですが、それなりに意味があるのかなっと深読みしてしまいます。
考察1:樹海に登場した怪蟲
ゾフィアといえば樹海で怪蟲を捕食していました。
食用になる動植物の存在しない樹海で、ゾフィアの栄養となり生命源となった怪蟲を、象徴的にあしらっているようにも見えます。ちょうど股のあたりに節足動物の足のようなものも見えますし。
考察2:動物の脊椎(せきつい)
脊椎はざっくりいうと背骨のことで椎骨とよばれる骨が連結したものです。
イラストですがこんな感じ↓表紙のものと似ているように思います。
脊椎
また、頚椎の先端から誘導体が伸びて再生していっているように見えるので、ゾフィアと思われる女性の体は屍体で、脊椎側が生きていて再生が始まっている状態そのものかも知れません。
あるいはゾフィアとは別の不死者(アンダーかゾフィアの恋人)の再生途中である能性があります。
表紙の謎その2
表紙のゾフィアの右腕がめくれかけています。
ゾフィアの右腕が破損しているのは、作中でも言及されていました。(天獄囚徒Part4【あらすじ】堕天作戦 2巻 天獄囚徒 Part4)
堕天作戦2巻天獄囚徒Part4より
つまり表紙のゾフィアはアンダーと出会った直後ぐらいのものだと思います。なので、表紙一枚絵の中の時系列が同じだとすると、登場している脊椎はゾフィア本人のものでも恋人のでもなくアンダーの再生途中という説が一番有力です。
死にゆくゾフィアがアンダーに不死者の秘密を託している様子を暗喩しているのではないかと思います。ずばり天獄囚徒のアンダーサイドのストーリーを一枚で表しているのではないでしょうか。
2巻の目次ページは
1巻はこちら
2の数字の右肩にほんのり追加されていますが、まだそんなに増殖していない状態です。
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