【あらすじ】堕天作戦 4巻 魔竜会戦 Part4

あらすじ
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ナイトワット対ボルカ

頭部を損傷したカラビンカが悲鳴をあげています。頭よりしたにある風防が開いてシュロが出てきます。ナイトワットはシュロが頭部ではなくやや下に騎乗していることを確認し、もう一度そちらに攻撃を仕掛けようとします。

しかし、ナイトワットはカラビンカの盾の内側に隠れていたボルカが急降下してくるのを見ます。ボルカは一瞬でナイトワットの元へ飛んできてナイトワットを爆撃しました。

ナイトワットに魔法が直撃したことを誰かが目撃しますが、戴天党本陣からは爆発の煙や遠方であることからよく確認できずにいます。ケレスは望遠鏡を覗き込みます。望遠鏡には体の上半身が飛ばされ死亡したナイトワットが映りました。

ギョーマンの作戦とケレスの決断

絶望するケレスをギョーマンが支えます。ボルカが決死隊を襲っていることに気づき、砲を捨ててイスパノへ撤退することを決意します。

「街に戻っても防御体制を整える猶予がない」というケレスに同意し、ギョーマンはイスパノを捨てて、ダルガパルの拠点とされないよう火を放つよう命じます。

「最善を尽くせ」

ナイトワットが人魔の融和に努めた街を焼く指示に対して、ケレスは目を閉じ心を決めます。

ギョーマンはケレスの決意を自分の指示にしたがうためのものと思い込みます。ギョーマン自身は命をかけてボルカを倒そうと、ボルカに対峙して禁忌魔術三連解放を解き放とうとしました。しかし、発動する前にケレスが後ろからギョーマンの頚動脈を切断して殺害します。

イスパノ戦の終結

やがてダルガパルに戴天党から降伏のアナウンスが流れます。

ケレスはカラビンカとボルカの前に進み出て、自ら殺害したギョーマンの首級を捧げて降伏の証とします。ナイトワットの作り上げた街を守るために、ケレスはギョーマンの命を対ボルカではなく降伏に使いました。

シュロは激昂してカラビンカでケレスを踏み潰そうとしますが、ボルカが止めます。

「卑怯者は単身で竜の前に立ちはしない」とケレスの決意と覚悟を汲んで降伏を受け入れます。

「あれはきっと俺たちみたいな、命を預かる者の手本だ」

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