【感想】堕天作戦 4巻 魔竜会戦 Part3

感想

今回はナイトワットが主役回ですね。

先陣切って強敵に立ち向かい、戦場を的確に把握して毒ガスにも気づき、人間が混じっている事で行く末に前向きに期待して、部下(ケレス)の作ってくれたチャンスを逃さず渦術を駆使してカラビンカの頭部を破壊しています。しかも敵のシュロの立場や責任まで理解してやるって、あらゆる方面のスキルが高すぎてもう有能かよ!

ケレスが「強くなければ真っ直ぐに生きられない」と評していましたが、その通りですね。実績と実力に裏打ちされた基礎があるから、偽善ではなく相手を思いやれるし、敵味方関係なく状況を俯瞰できるのですね。

回想シーンが挟まれた時はナイトワット死んじゃったかと思いましたが、ひとまず生きていました。

シャクターのおじいさんは何で一々セリフが格好いいんでしょうかね。こんな粋な事ばかり言える人生は、メイミョーのサティが言うようにさぞかし痛快だったと思います。ナイトワットが戴天党に入党したのは私兵団を食わせるためって管理職は大変です。曲者ぞろいの戴天党の数少ない誠実キャラだからそれなりに苦労はしてそうな気がします。

さて、今回ダルガパルの破壊神が登場しましたが、「死ヴァアアア!」と体を張ったギャグを断末魔に瞬殺されます。マンガワンのマメ知識によると破壊神を自称するのは青春の麻疹のようなものらしいですが、今でいう厨二病みたいなものでしょうか。マメ知識も見つけた分はいずれまとめていきたいと思います(スクショできないので電車で見つけたりしたものはメモできてなくてあやふやなんですが)

ダルガパル兵の分析によると、ナイトワットの渦術は電磁力の作用だけではなく、空間そのものも操るタイプだそうです。電磁力の作用っていうのは渦と電流で磁界を作って物質をコントロールできるのかな?とか思いますがどうなんでしょう。ロケット魔法の炎すら曲げて生還するぐらいだから結構な力が使えそうです。

禁忌術はシクロテックシュートでした。他のマンガなら大ぶりなアクションで見開きで使うところをシンプルに文字だけの表現なのが逆に読み手のテンションが上がります。

けれど、まんまとダルガパルの技官の思惑通り頭部を破壊しています。どこまでも真っ直ぐなナイトワットです。

上司も活躍しましたが部下のケレスの賢さも披露されました。地面を攻撃する事で竜を足止めする作戦が功を奏して攻撃の隙ができました。105ページのケレスの耳と口の動きがわかりやすい!結果が分かってから顔に出すあたりがケレスの慎重な性格が伺えますね。ナイトワットも「でかした!ケレス!」とケレスの指示だと分かっているのが、本当に信頼しているんだな〜と思います。もう一度言いますがケレス疑ってごめん!

戴天党サイドがクローズアップされていますが、冒頭のシュロの煩悶は胸が痛いですね。本当は竜に頼っての殺戮は嫌なんでしょうね。ルビーとの決着で区切りをつけると修羅胎動Part5で言っていたので、ルビー以外とは騎乗して戦いたくなさそうな。。【あらすじ】堕天作戦 3巻 修羅胎動 Part5

本当に背負うものが重いです。真面目なシュロだからなおさらですね。一番分かり合えそうなナイトワットと敵同士というのが切ないですが、戦争ですしね。残念です。

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