地獄献上Part2で魔人社会における魔法の基礎研究は、様々な理由から低調であると記載があります。
魔法は物理法則に則っていない
その一つが魔法は物理法則を嗤う奇跡とうこと。確かに原理が分からなければ発展は難しいですよね。個人の性質によるものが大きいようです。なのでその性質に合わせての実践での使い方といった方面での研究しか難しいってことでしょうか。それがビルのアイス係への配属だったりするのですが。
魔法が物理法則に則っていないことは1巻でレコベルも発言しています。
「わたしたちの魔法もそうですけど、エネルギーの保存則を破っているんです」
堕天作戦1巻81ページより
例えばピロは同等のエネルギーを損なうことなく莫大な炎を作り出すことができます。しかも3日続けたりもできるそうな。個人の体にそんなエネルギーは貯蓄されているはずもないので、やはりエネルギーは外部から調達するか、そもそもエネルギー変換論自体がナンセンスな世界なのです。
レコベルの推論は次元の拡大
レコベルは不死者の再生原理についてその後述べていましたが、この謎の解決には座標系の次元を拡大すれば良いとかなんとか。
座標系の次元を拡大ってことは3次元の世界における4次元ということでしょうか?
1次元は縦か横のみの直線の世界、2次元は縦と横で平面が構成される世界です。そして我々が暮らす3次元が縦×横×高さの空間です。
4次元はそれが更に集合体になったもの、つまり無限に広がる空間(ドラえもんの四次元ポケットのイメージです)と、相対性理論などで3次元に時間軸をプラスした4次元時空という概念と2つあります。
今回は前者のドラえもんの四次元ポケットの概念が近いと思います。無限に広がる4次元空間から術士はエネルギーを手にいれていると考えると納得します(私だけ??)
逆にシバの虚術は無限の負の空間を作り出す魔法です。なので無限の魔力を有する不死者すら消すことができるのでしょう。消された不死者は彼の作る負の空間に行くのだと私は推論しています。
星の役割
魔力の源の(推定4次元)空間は、3巻のアマチ博士の説では空の星にあると推定されました。
アマチ博士は星とは超人機械が撒いた魔力供給と魔法制動の生命機器だと仮説しています。星の元では魔力持ちは調子が良いことから太陽のようにすべてを照らしますが、受ける側の魔力の受容量によって影響は異なるものと思います。魔力のない人間にはなんの影響もありません。
星そのものに核融合のようなエネルギーの無限空間があって、それが魔法使いの元へ届く仕組みになっているというのが一番有力な気がします。これが物理法則を無視しつつ一応の論理的(かなあ?)解決を見せる魔法のシステムではないでしょうか?
とはいえ、推論に推論を重ねた状態なので、やっぱり星に行かなくてはですね!目指しましょう!星!!
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