【感想】堕天作戦 4巻 超越存在 Part2

感想

今回は11ページなのですが、いつもながら中身が濃い!

ハムスターはこれからしばらくアンダーと旅をするんだと思ってましたが、まさかの一話脱落でしたか。長生きハムスターって体が強靭とかではなく、ただ寿命が長めってだけだったのですね。噛まれたときにアンダーが地味に指からツタを出しているの笑っちゃいました。

さて、アンダーはピロと2回目のニアミスです。(1回目は修羅胎動Part2)サティやジュンボはそのときアンダーをかつて殺害しているんですが、手配書見ても気づかなかったようですね。ピロはアンダーの事を「性格も悪い」と言ってますがピロの方がめちゃくちゃ悪いと思います。

突っ込みどころもある回なのですが、今回はゾフィアが解説した超人機械と不死者の関係が一旦解体されてしまします。人として生きたときに死んでしまうのではなく、奇跡を持つはずの不死者が単なる人になるときに死んでしまうという解釈をアンダーは持つようになります。

ホワイトもアマチも不死者の存在には懐疑的なのですが、そういう彼らだからこそ不死者(ゾフィア)とは別のニュートラスな発想をする事ができたのかもですね。そして、アマチは魔人と人間の混在する戴天党にいるからこそ、超人機械の人間への感覚のスムーズさに気づき、超人機械=元は人間説を思いつく事ができました。

アマチ博士、喋るの大好きなんですね。そして研究者らしく没頭すると周りが見えてなくて、アンダーの手配書も怪しさ抜群の3人組も見逃すという。

謎が一度ひっくり返って、でもベースは繋がっているからゾフィア説もそれほど破綻はしていない、この世界観はすごいです。

超人機械は不死者に何を求めていたのか。そしてその通りにならなかった不死者は死んでしまうようにプログラミングされているのでしょうか。それだと不死者にとって死ぬ事は目標ではなくて罰のようになってしまいます。今回は珍しく葛藤していたアンダーですが、お酒呑んでも酔えないなんてまさかの不死の弊害ですね。

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