7月4日にマンガワン連載当時に投稿したものを時系列を整えて再掲載です。既読の方は同じ内容ですのでご了承くださいませ。
睡眠不足になろうとも、考察で仕事中頭がいっぱいになろうとも、堕天作戦先読みに悔いなしです!
今回も大満足の18ページです。月刊ペースじゃ待ちきれないという意見もありますが、私は毎話消化するのに時間がかかるのでペース今くらいでいいかも。。
今回も戴天党結成物語です。アマチやシバの初登場も嬉しいながら、またもやでっかい設定が打ち込まれました!
不死者たちの本体(?)は星にあるのでしょうか?
なんだか本体が半覚醒のままで分身が地上に送られるって、映画マトリクスの世界みたいですね。分身だから星からの供給が続く限り地球の不死者は再生するんですね。ゾフィアの恋人みたいに死んでしまった不死者も本体は残っているようです。
おそらく、半分死んでいる不死者→アンダー、死んでいる不死者→ゾフィアの恋人、自分を食べている不死者→ゾフィア、喋りかけてくる不死者→イスパノのナイフ不死者かと思われます。
コサイタス相変わらずのアイス係。もっともこの時はシャクターの女性兵士へのアピールだけではなく、コサイタスに席を外させるための仕事だったと思いますが。ヘリオスやコサイタスに処分されかけてたベイブもまだ健在で嬉しいですね。
この頃のコサイタスは愚鈍な印象で、有頂天外の章でマイヤことモーラを「秘書に欲しいな」といったシャクターに「軍の機密にかかわらせるわけにいかない」と冷静にシャクターを制した人物と同じとは思えません。これからいろんな試練を乗り越えて有能な指導者になるのでしょうね。
シャクターの言葉の使い方と俯瞰の仕方はいつも感心します。アンダーと同じ位に堕天名言多いんじゃないでしょうか。今回の個人的名言認定はこちら。
「解決に要するカネの寡多が社会における罪の重さだ」
個人ではなく社会の尺度でニュートラルな見解をできるのが指導者たる所以ですね。そしてそれを万人が納得できる言葉で説明できる頭の良さよ!羨ましい。。。いや、本当賢い人って相手に合わせて納得させる説明が上手です。
ヘリオスは新バラトで命令した事に責任を感じているのでしょうか。いまだに不死者の死因は分かっていませんが、人間らしくなってしまったからじゃないかな〜と予想しています。
ヘリオスが人間らしくなってしまうことに「太陽の陰り」の危機感を抱いたコサイタスですが、自分も人間らしくなることでヘリオスと同じ立場を追い続けようとしているようです。
憧れや崇拝している人物が堕ちてしまった事への懊悩は、太宰治の「駆込み訴え」などよく小説などの題材になりますが、コサイタスが一番健全で迷惑かけない反応をしている気がします。基本無欲の人畜無害キャラだこそですね。
その手始めとして少年シバの保護者となること!なんて素敵!
コサイタスは人間らしくあろうと模倣から始まりましたが、本当に人間らしくなっていくなんて、ウルウルしてしまします。シバは最初シヴァだったのですね。神様の名前をもらったけど、シバは恐れ多くてシバと名乗っているのでしょうか。
星彩燦然のシバの回想に出てきたヘリオスやコサイタスはこの回なんでしょうか。
「実験動物だろこれは!」 のヘリオスの実際のシーンはそこまで酷いシチュエーションでの発言じゃなくて一安心でした。まあ子供なのに追われて凍らせられた上でそんなん言われたらショックうけちゃいますけどね。
コサイタスが人らしく振る舞おうとする同時期にヘリオスの不死の力が弱まってきたのは偶然なのでしょうか。不死者の奇跡は何がきっかけで失われるのか、ぐるぐる考えてしまいます。
さて、シャクターはついにセイロンから独立する決意をし、魔人のリーダーをコサイタスにします。だから戴天党のトップは総統コサイタスなのですね。
回想のシャクターは軍帽をかぶっていましたが、あれはセイロン時代の制服だったのですね。そしてコサイタスとヘリオスはスーツ姿で格好いいです。だからシバやギョーマンも基本スーツなんでしょうか。
組織の名称は当初は不倶戴天から来てたんですね。なるほど〜!どこまでも傲岸で少年のようなヘリオスいいですね!とはいえ、不倶戴天党ならどこぞの暴走族みたいだし、やっぱり戴天党でよかったです。
シャクターはギョーマンのことを「情に流されやすい」と評していましたが、常にそばに置き良き相談役として頼りにしてそうですね。「どこぞのヒャッハァ」呼ばわりは笑っちゃいました。しかしギョーマン本人も元々武装組織のリーダーだったのに、新党員のことをロクでもない輩とか世間からのイメージが、とかよくいいますね〜
アマチも元々はその「ロクでもない輩」だったのですね。
西ベンガルで非道実験云々は、4巻の超越存在の章でアンダーがアマチを助ける際に絡まれてた相手に言われていましたね。今でこそレコベルと渡りあうインテリ代表みたいな雰囲気ですが、やっぱり普通の経歴じゃなかった。。
そしてあと半年を待たずに通常の人間と同水準の活動力に落ちるとアマチは診断します。有能かよ!
「あーあ、余命宣告かよ!」というヘリオスの表情がなんとも複雑です。
頭をかきながらイタズラがばれた時のような、一生懸命平静を保とうとするような。。普段必ず相手を真正面に見て目をそらさないヘリオスが目をそらしているのがとても印象的でした。
次回はいよいよヘリオスの死が訪れるのでしょうか?更新は待ち遠しいのですが、ヘリオス退場や戴天党の崩壊は悲しいので一ヶ月かけて気持ちを落ち着かせたいと思います。
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