【感想】堕天作戦 3巻 修羅胎動 Part3

感想

やっぱり修羅胎動は冒頭やられ芸に決めたのでしょうか?今回は人間にアンダーが囲まれます。ただの強盗で最初は殺す気はなかったようですが、アンダーの態度が抜けていたため殺されてしまいます。ランニングに半パンだし危ない人って思われちゃったのかな。

前回ジュンボにやられた時に半身が持っていた荷物をアンダーはちゃんと回収していたようです。今回の強盗は最初クメルと思っていましたが、Part4でアンダーが貰った服がメイミョーのマークが付いていたので、暴漢はメイミョーの軍人崩れ&民間人かと思います。

表紙はカトラスといちゃいちゃしているシュロです。触手プレイなのに相変わらず嫌らしくなくって宗教画のように荘厳な絵です。ちゃんとカトラスと対峙しているシュロちゃん真面目な子だな〜

シュロの元を訪ねてきたボルカは、いろいろシュロの肩の責任を軽くしてやろうと配慮してて優しいです。もちろん「空を飛ぶ仲間」が増えた事も嬉しいのでしょうが。関係ないけど、幼体成熟ってタバコ大丈夫なんですね。最近の話でタバコが小道具として登場するのって珍しい。この世界では汚染とか進んでるみたいだしタバコの害ぐらい今更ってなっているのでしょうか。

モーラはアンダーを追って戴天党に入隊するのですね。恋する女の行動力ってすごい!アンダーがレコベルを探し出すと決めつけてる感もありますが、人間って相手も自分と同じ考え方するって思いがちですよね。

アンダーへの恋心を知ってモーラを応援するボルカもなかなかの傑物だと思います。

そのモーラが凶報を持ち帰ります。モーラの表情が悲しい。例のナルコがボルカからもらった勲章のおかげで、ナルコの体は戻ってきました。けどえげつない死に方です。これ、乳房が切り落とされて頭も切断されてる??死後とはいえ相変わらずヒロイン枠に酷い扱いです。

回想シーンでボルカの方から「だからお前は俺より先にくたばるなよ」って言ってたのに!

「幸せの近道だったから」もそうですが、完全にボルカからナルコへの言葉ってプロポーズですやん。恋愛小説並みにキュンキュンします。二人ハッピーエンドになればよかったのになあ。

ナルコを幸せにするために文字通り粉骨砕身して出世したのに、ナルコを失ってしまって、無敵の自分を脅かす存在も現れてボルカの落とし方がえぐい。先生、もうやめたげて〜

「俺は一体何のために」

「禁忌炎術解放」

この時の禁忌炎術との被せ方の文字と絵の構図が抜群センスいいです。コマ送りの映画のような臨場感があふれます。この作品がデビュー作って本当なのかな〜

最後のピロの炎によって燃えてしまったようなナルコの思い出。切ないラストです。

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