レコベルというよりヌーベルという人物が正しいタイトルかもですが。治乱興亡にて一気にレコベルは進化します。
これまでのレコベルに関する考察はこちらです。
戴天党にて脳の培養手術を受けていたレコベルですが、いつからか記憶や人格を取り戻していたようです。
レコベルの知性の復活過程
手術前の星彩燦然【あらすじ】堕天作戦 3巻 星彩燦然 Part2前半の時のレコベルは会話はできるものの、知性と人格は幼児期に退行していたようでした。この頃はレコベルのセリフがひらがなでした。
また、途中段階の有頂天外【あらすじ】堕天作戦 4巻 有頂天外にてモーラとルビーに培養槽の中を見られた時は、まだ意識は眠ったままのようでした。
そして、レコベル復活回の治乱興亡Part戴天党【あらすじ】堕天作戦 5巻 治乱興亡 Part 戴天党ではアマチは培養槽のレコベルと普通に会話しています。
「戴天党を抜けるんですか」
レコベルがアマチ博士に問いかけた言葉ですが、レコベルのセリフに漢字が混じっているので、文字を読んでいる私たちは今までのレコベルとは違う!と気づきます。こういう外の視点から気づかせてくれる演出って面白いですね。作中人物たるアマチ博士はレコベルがこの時にすでに知性を取り戻している事に気づいていたのでしょうか?
レコベルは培養中のモーラのクローンの脳に自分の記憶や思考を模倣させます。そしてモーラの念波能力で博士を操ってモーラの培養カプセルを開けさせます。
レコベルとヌーベルの念術の応酬
レコベルもモーラクローンであるヌーベルも念術を使えるので、どちらがどう念術を使っているのかややこしいですが、
1.最初にモーラの脳にアクセスしたのはレコベルの念術
モーラクローンの頭は空っぽだったらしいのでレコベルが導いたようです。おそらくクローン技術は脳までは育てられないものかと思います。それともアマチ博士はモーラの培養体の体部分の成長だけに主眼を置いて脳はあえて未発達にしたのでしょうか。エロいやつめ。
2.アマチ博士の脳に干渉したのはモーラクローンの念術
クローンのカプセルに近づいた博士の周りに脳波干渉のイメージで小さな手が絡み付く幻覚が出てきます。レコベルの手も小さいですが、博士の顔と比べると幻覚の手は幼児の手の大きさぐらいです。幼体成熟が13歳ぐらいなのに対してモーラは博士曰く“第二次性徴”以前なので10歳にも満たない体なので、この手はモーラクローンの手のイメージかと思います。
3.博士を操っているのもモーラクローンの念術
レコベルはモーラクローンの事を「ヌーベル」と名付け、「ヌーベルは念波であたしを操る事ができる」と言います。ここの意味はまだきちんと理解できていないのですが、
A.まだ未熟なクローン体のヌーベル(あたし)を操る事ができる
B.培養槽で動けなかったレコベル本体(あたし)を操る事ができる
のどちらかかな?と思います。
さて、艶やかに復活したレコベルですが、本体は培養体に入った脳と消化器官が肥大化した状態で、地獄献上ではコピーであるヌーベルが外を歩き回って指導しているものと思われます。
博士をずっと操り続けることは無理だと思うので、それこそ深層催眠で自発的に星に対して積極的に行動するようインプットしてしまったことと思います。
さて、地獄献上でヌーベルは気になる事を言っています。
「現在もう一体クローンを造っているんです」「戴天党の戦力としてあたしたち、助けていただいたご恩に報います」
このクローンとは誰のクローンでしょうか?次回はこちらを考察していきたいと思います。
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