【感想】堕天作戦 地獄献上 Part2 【再掲載】

あらすじ

6月5日にマンガワン連載当時に投稿したものを時系列を整えて再掲載です。既読の方は同じ内容ですのでご了承くださいませ。

堕天作戦の更新のある日は寝不足なりますね。(最新話を何度か読み返し、さらにスマホを閉じても気持ちが高ぶって眠れない)

作品のお気に入り登録で更新10分前にマンガワンで読めるようになったのは本当にありがたいですシステム改善です 🙂 

今回も笑い要素が多い中も心を抉られるセリフと情景に圧倒されます。中年の今ですらこんなに気持ちが揺さぶられるので、思春期に読んでいたら終日頭から堕天が離れなさそう。そうじゃなくてよかったと思いつつ、感受性の鋭敏な時期に読んでみたかったとも思います。

さて、本編ですがヘリオスのコスプレ好きと脳筋に笑い、ギョーマンの強さに刮目し、シャクターの戦術に滾ります。そしてラストはちょっと切ない。

冒頭は日本のヤクザの事務所(黒龍會)の様な光景からはじまります。ヘリオスは乗り込みを果たし、野球のバットで次々とヤクザを打破していきます。

「ホームラン!跪け、さもなくば葬らん」ってダジャレですか!私は知らないのですがなんだか有名なフレーズらしいです。

ヘリオスずいぶんラフな格好ですね。Tシャツが「He」ってヘリウム?

次のコスプレはマジシャンみたいなシルクハットに蝶ネクタイです。遊んでいますね。イケメンだからいいけど。

指をヘリオスに切断されたベイブはその後ヘリオスがシャクターに投降する場面で出てきてる人かな?処分されなくてよかったです。

マフィアの殲滅のためにコサイタスはゼロ旋風をはなち、村ごと壊滅します。130人の犠牲をヘリオスはこの時「しょうがねぇや」と言い放ち、コサイタスも共感したように見えますね。

やがて組織は大きくなり、ピザを食べながらの作戦会議ですが、ヘリオス本当に組織名を太陽倶楽部にしちゃったんですね。自分の名前に掛けてるんでしょうけど、それにしてもなんとも言えないセンスをしています 😆 

ギョーマン商会という名前が出てきただけで、小躍りしてしまいました 🙂 ギョーマンはメガラヤの中立地帯にいる武装集団のトップだったそうです。

イスパノで進退窮まったギョーマンの戦法(街に火をつける)は乱暴だと思ってましたが、武装集団のトップと分かれば納得します。

ナイトワットはシャクター寄りの考え方の気がしますね。結果ナイトワットを尊敬するケレスによってギョーマンが滅ぼされたのですね。

ギョーマンが傘下に入った「軍人崩れの流れ者」はシャクターのことですね!戴天党幹部の結成までの過去編、めちゃくちゃテンションあがりますね。

若かりし頃の現役ギョーマン、片眼鏡とは渋いですが今の年齢を考えるとこの頃は10歳〜15歳くらいなのでしょうか?髪型はおかっぱよりこっちの方がいいと思います。

そして半端なく強い!幻の三連解放(トライセット)を見ることができて大満足です。

「電術」「渦術」「炎術」の怒涛に攻撃にヘリオスは満面の笑みで(半分ただれていますが)ギョーマンを太陽倶楽部に勧誘します。

ギョーマンは鼻で笑って最後の「勁術」を放ちます。トライセットって4つあるやん!思わずつっこんでしまいましたが、デスカルテットとルビが付いていますね。4つの効果音と共に4つの術がヘリオスを包み込みます。1つの術に3つの術が連なるから合計4で良いのかな?

四重奏(カルテット)の文字の四が’あみがしら’に’死’という漢字ですが、探しても見つからなかったです。写植さんが自作したのでしょうか?

ほんまギョーマン、めちゃんこ強いじゃないですかー!!

これがイスパノで対ダルガパルに発揮されていたらと思うと恐ろしいですが、反面今の戴天党でもっと活躍して欲しかったなあとも思います。故人が過去編で輝くって、ナルコもそうでしたが結末を知っているだけに胸が締め付けられます。

この戦いを止めたシャクターはセイロン共和国の進駐軍の司令官になっていました。

シャクターと共に戦ううちに、ヘリオスは彼の戦術やビジネス手法に見直し始めます。

前回のコサイタスに原理を説いて、コサイタスの力を最大発揮させた賢いはずのヘリオスは、今回脳筋まっしぐらです。

それにしても忍者のコスプレはなんでしょう?諜報活動そんな格好でしたら目立つと思うのですが、テンション上がるんでしょうね。戴天党幹部が「ダークスター」やら「トライスター」って楽しんでいたのは彼の影響が強い気がします。

「あのハゲ」と呼ぶヘリオス

「オスカーをハゲと呼んで許されるのは私だけだ」と忠告するギョーマン

二人とも仲良く降格させるオスカー。

このあたりたまらんです。

翌年、人間の独立都市バラトにヘリオスの指示でゼロ旋風が再び使われました。この時の犠牲は民間人9万5千と兵士9000人でした。

シャクターは悲しそうに静かにヘリオスに説明します。

「死んだのが10万、人が50年生きるとして、500万年分の人生だ」

こんな言葉が出てくるの本当この漫画すごいです。長い時を生きている不死者のヘリオスだからこそ重みが通じるのでしょうか。

シャクターはナイトワットにもエマソンにも的確な言葉でアドバイスをしていましたが、ヘリオスの心も動かしましたね。心に灯火を付けたというか。。

でもコサイタスは置いてけぼりで切ないです。

自分が役に立てなかったのが悲しいのか、人としての感情が出てきたヘリオスとの距離が悲しいのか。

少年のシバの登場がコサイタスの心は溶かしてくれる事を切に望みます。

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