【あらすじ】堕天作戦 4巻 破顔大笑 Part4

あらすじ
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業火正伝による不死者対策

ピロの自伝『業火正伝』でピロは不死者対策を講じています。

1.不死者を殺さぬように四肢を撃ち魔力の枯渇を待つ。手間はかかるが堅実な戦法だ。→アンダーが頭に当てにくるのでどこで復活するか分からず、その戦法は使えない。

2.不死者の攻撃は肉薄しないと通じないから距離を保てば一方的に蹂躙できる。→アンダーが投石攻撃をしてきて痛い。

3.究極の魔法「業火解放(ヘルファイア)」がある。→服が耐熱に耐え切れず発火した隙にアンダーに後ろを取られる。

アンダーの圧勝

耳をちぎられ眼帯を殴られ、ピロは呆然とします。『HEAVEN』と書かれた看板を皮肉げに掲げて襲いかかるアンダーを相手にピロは攻撃しますが、自身の炎による粉塵もあって思うようにいきません。

思わず敗走するピロをアンダーは許しません。レコベルの仇である事を思い出したからです。

ピロの脳裏にジュンボから聞いた情報(レコベルが生きている)がよぎりますが、ピロはアンダーにその情報を伝えず、アンダーを煽った挙句に「禁忌炎術業火解放(パイロテックヘルファイア)」を放ちます。

1500度の灼熱陣に火の海が燃え広がります。ピロの爆発音がしてピロの手首が折れてしまいます。アンダーが落とした擲弾が熱により暴発したようです。

アンダーはピロに毎日処刑されていた仕返しをここぞとばかりにします。

「お前一体何回殺した?」「俺の命はそんなに軽いか!?」

と珍しく怒りをぶつけるアンダーにピロは「軽い」と答えます。

「不滅にあぐらをかいとる奴が、命を云々語る自体が烏滸がましい」

まだまだ生き延びようと足掻くピロにアンダーは呆れつつ、今まで会ってきた人間はもっと潔かったとつぶやきます。死ぬ時は死ぬからだからみんな残る者に想いを託すのだと。その言葉をピロは鼻で笑います。

「私は私!何物にも代えられぬ唯一無二!どこぞの誰なんぞ任せられるものか!!」

破顔大笑

ピロの渾身の火炎でアンダーは顔の半分をぶち抜かれますが、再生しながら極上の笑みを見せます。

アンダーはピロの言葉で何かをつかんだ様子です。任せたいと思える相手に出会えたら、たとえ死んでも生き続けるということ。三ツ星を仰ぎながらいいます。「超人機械は、もういないんだろうなあ」「奇蹟を遺して地球の未来を委ねたんだ」

服をくれというアンダーに渡すくらいなら自分で燃やすと燃やした時には、アンダーはもとの体から服を見つけています。無事に残っていた戴天党の腕章を身につけ、ピロに「追って来られたら相手になろう」と手を振ります。

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