【感想】堕天作戦 3巻 星彩燦然Part1

感想

表紙はヒロイン(のはずの)レコベル!虚空処刑の時より可愛くなっている?

戴天党トップの総裁コサイタス初登場ですが、見た目も言動も完全におじいちゃん、、ですね。魔人は30年でこんな風になってしまうなんて自身の歳を考えると震えてきます。ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル

ボルカが竜の装備の際に言ってましたが、何かを成すには魔人は短命すぎるんですよね。魔人の寿命が30年というから、見た目壮年のまま死ぬのかと思っていましたが、きっちり人間のように老いちゃうのですね〜。そりゃちょいたしで10年で魔人の女の子が成長してましたし、時間の流れが人間とは違うんだろうなあ。ゾウの時間/ねずみの時間を思い出します。そうすると魔人の方が同じ1秒でもゆっくりと感じるはずだし、戦闘においては人間より早く反応できるのかな??

年の話しとなると長くなっちゃいますね。人間もこの世界では寿命は60年あまりでかなり短くなっているようですが、人間の60歳に比べてもコサイタスは老けている印象です。

シバの同じ話ばかりになるっていうのもお年寄りの特徴です(涙)

戴天党が不死者を探している理由が今回判明しました。

1.ヘリオスに復活して欲しいために不死者本人にどうすれば蘇るのかを聞きたい。

2.星に到達するためには過酷な宇宙を抜けるために飛行士の生存設備が必須だが、不死者がいれば解決するから。

星を目指している場合ではなくなった戴天党のシバの寂しい気持ちを汲んであげるシャクター、本当に人の心をとらえるのがうまいです。ロケット開発も続けてくれるってことですよね。

星を目指す理由も明らかになりました。

1.ヘリオスが不死者を生んだ意図を問いたい(できればぶん殴って取って代わる)

2.先史技術を獲得しての一発逆転狙い

今や戴天党はクスリやビジネスでそこそこ成り上がっているし、ヘリオスもいない今は星を目指す理由がなくなっているんですね。ヘリオスも何かを成し遂げたから死んでしまったのでしょうか。ゾフィア説を裏付けるような死因ですが、星に行くまでは死にそうにない気もします。後々明かされるのを楽しみに想像を膨らませたいです。

シャクター将軍、レコベルに懐かれてるってことはレコベルは話したり出来る状態で何よりです。でも最後の散歩になるかも知れんって言葉が怖いです。作者さん、期待させての落とし方が容赦ないからなあ(ナルコの最期とか)

シバと腹の探り合いをするルビーからは曲者臭いがプンプンします。ルビーは深く考えるのは苦手みたいですが、長年戦場の第一線でやってきたからか勘はめっちゃ良さそうです。威嚇してるカトラスかわいいなあ。カラビンカもこんな感じで威嚇していましたね!竜って本当騎手以外には全く相慣れない生き物なんですね。

コサイタスに続いてアマチ博士登場!

戴天党ってマフィアとかならずものの吹き溜まりとか言われてましたが、インテリ担当もいるじゃないですか!むしろシャクターやアマチみたいな人物がいたから人魔混合で成り上がっていったんでしょうね。

シバやアンダーが迷い込み、ゾフィアが住んでいた樹海はセイロンにあったようです。セイロンは現スリランカのセイロン島のことかと思っていましたが、違うようですね(汗)世界地図書き換えしなくては(大汗)

シバの回想のヘリオスは性格悪!そりゃシバは不死者にいい思い出ないはずです。8年以上前の事ってことはシバはまだ少年ですし傷つきますわ、これは。ナイフ不死者やアンダーへの攻撃性もヘリオスの塩対応が元にあるんじゃないかと思っちゃいますね。

今回新顔のアマチ博士がびっくり仮説を披露してくれました。

星が植物!宇宙空間で植物が生きていけるかとか気になりますが、不死者にもツタみたいなのが再生してくるし妙にしっくりきますね!ゾフィアの説の時といい衝撃を与える展開を一人の作者さんが産み出していることに本当に驚かされます。

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