【感想】堕天作戦5巻 地獄献上 Part1(後編)

感想

アンダーの道化っぷり、ヌーベルの可愛さ、ヘリオスの賢さ、の三本立ての回です。

前回Part1前編では顔をはぎながら「顔を貸せ」とかしてたクレイジーボーイのヘリオスでしたが、今回はめちゃくちゃ賢い理系男子です。彼の論理の半分くらい(いやもっと?)理解できない。

ビルの冷やす能力は直接触れているものしか作用しないため、目に見える水や人間一人くらいしか冷やせないと本人も見切っていましたが、手に触れている空気を冷やすことで大気や気象まで操ることができるのですね。(ビルがヘリオスのアドバイスによって魔法をランクアップさせたくだりの考察は前回ブログをご覧ださい)

ヘリオスがひどいこと言っていましたが、魔人は賢くても発想能力が人間ほどはないということなのでしょうか?魔人の計算が速いのは寿命が短い分人間より体内時間も速いせいかな。

『氷地獄』はヘリオスがつけたと分かって納得しました。自分を『太陽』にするセンスですし。。でもビルことコサイタスは“ヘリオスと同じ”というポイントが気に入ったようです。

三ツ星を背にコサイタスを招くヘリオス本当に美人!印籠ばりに戴天党の腕章を掲げていたアンダーと同じ顔なんですがね〜

アンダーとヘリオスの外見上の類似は超人機械が自分をモデルに不死者を作ったからというヌーベルの考察は多分合っている気がします。今まで出てきた不死者たちはどことなく雰囲気が似ているし、学者肌というところも似ている気がします。(アンダーはちょっと違うかも;(´◦ω◦`):

そのヌーベルですが、体は確かにモーラなのですが髪型がレコベルで、レコベル!!ってなりました。魔人モーラも幼い頃は黒目が丸いようですね。だから幼体成熟は黒目が丸いという共通点があったのかな?と思います。ヌーベルがアンダーのことを殆ど覚えていないのはショックですが、手配書のアンダーとかつて交流したアンダーが同一人物と気付いていないのでしょうか。それとも錯乱していたから記憶が飛んでしまっているのでしょか。ちゃっかり操っている「アマチ博士に頼まれました」と言ってるあたりレコベルらしくて好きです。彼女が作っているクローンは誰のクローンなのでしょうか?戦力的にはコサイタスですかね。でもそのクローンを維持できるだけの力が戴天党に残っているかも心配です。

宇宙服みたいな機密服だなあと思っていましたが、ラストシーンを見てこの服である必然を納得しました。コサイタスが宇宙で星に降り立った宇宙飛行士のようです。彼の星を目指す願望とリンクした絵で本当に綺麗。献上というタイトルがぴったりきます。

個人イメージですがこのシーンはバッハの『G線上のアリア』が脳内に流れます。

バッハ「G線上のアリア」 Bach "Air on G String"

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