【考察】禁忌術の発動管理

考察/解説

堕天作戦5巻の 治乱興亡Part戴天党【あらすじ】堕天作戦 5巻 治乱興亡 Part 戴天党にてレコベルが復活しますが、その際に気になる発言をしています。

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レコベルの発言

「知的生物は念術操作に耐性が付くんです。なので深層催眠で刷り込みします」

「アレですよ、禁忌術の発動管理と同じでー」

この後レコベルは地獄献上の際にも、クローンの作成などを行う発言をしている事から、クローン作成には協力不可欠なアマチ博士を操り続けていると思われます。

念術操作一般や禁忌術の事で何気に重要な事を言っている気がするので展開していきたいと思います。

知的生物は念術操作に耐性が付くとは

無明隧道Part4【あらすじ】堕天作戦 5巻 無明隧道 Part4で、モーラがハイデラ術士に念術操作を解かれるシーンがありました。

おそらくこれはハイデラ術士にモーラの念術の耐性がついて、破れるようになったのですね。

ワクチンの原理に似ているように思います。ワクチンは一度細菌やウイルスに感染し、感染症にかかるとその病原体に対する抵抗力が体内に生まれます。免疫力というのは生物のすぐれた防衛機能ですが、後年の進化した魔術に対応して同じような免疫力を備わっていったのではないでしょうか?

コサイタスことビルも少年時代から熱などの温度変化に対する耐性が出来上がっていたようです。【あらすじ】堕天作戦5巻 地獄献上 Part1(前編)

以前の記事【あらすじ】堕天作戦5巻 地獄献上 Part1(前編)で、ボルカやコサイタスなどは自身の魔法の力に対する耐性を備えていると書いたことがありましたが、本来持っている力だけではなく、幼い頃から魔術を駆使した結果体に耐性が備わっていったのかもしれません。

ピロは幼少期から炎で気に入らない輩を駆逐していたと思われるので、自身の体も炎慣れして、禁忌術をどれほど使おうとも自分の体は燃えたりしません。服は燃えましたが😊

レコベルはそういった魔術の耐性についても詳しかったようで、モーラの一枚上を行きます。レコベルの行った念術で操りつづける方法とはー

深層催眠で刷り込みをする

深層とは自分で思考する表層に対して、意識下の分野にある潜在部分のことかと思います。レコベルはもう一段深いレベルの部分に念術を掛けて、レコベルの念術に対してワクチンを作らないよう念術の安全性を暗示したのではないかと思います。

モーラもこれを知っていればハイデラ術士を最後まで操れたかも??でも結果は同じになっていそうですね。

そしてこの方法が禁忌術の発動管理と同じだと言います。

禁忌術の発動管理

禁忌術は自らの命を縮めるのと引き換えに大きな力を発動する術式だと私は考えています。

通常は魔人は脳の防衛反応か何かで禁忌術は使えないようにできていて、何らかの解除操作をすることで、意識下へ暗示を掛けて術を発動できるものと思われます。

禁忌術の技名を言ったりポーズをとったりするのは、その解除操作だったりするのでは??ハイデラの炎術士も「パイロテックカモ〜ン」といいながら、深層心理への暗示を掛けていたのかと思うと涙がでてきそう。。

※禁忌術まとめを過去に書きましたのでご参照ください。堕天作戦これまで登場の禁忌術まとめ

考察まとめ

レコベルがアマチ博士を、長時間にわたり魔術に対する耐性を付けされることなく操るために行った方法が、意識下にある深層心理にアクセスして防衛本能に暗示をかけることでした。

そして、その方法は

禁忌術を発動するために、危険な行為に対して防衛しようとする脳の意識下にアクセスして暗示を掛けて解除することと同じのようです。

これまでの図を並べるとこんな感じです。

pixivisionのインタビュー【お知らせ】pixivisionで堕天作戦の公式インタビューが掲載されていますによると、設定は後付けが多いらしいですが、いろいろと上手くできていて、現実世界の科学や物理に当てはまることがおおいです。今回は脳科学になるのでしょか?

やはり山本先生の持っている知識の幅が広く深いから、それこそ意識下にいろんな設定を盛り込みつつ物語を作っているのだろうなと思います。

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