【あらすじ】堕天作戦 5巻 治乱興亡 Part ダルガパル

あらすじ
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カラビンカとシュロ

本国から政治家がカラビンカの元にやってきて息巻いています。カラビンカの活躍は絶賛されているが竜としては格好悪い。外見にも気をつかうようにと注意しています。

兵士たちは辟易しており、改修作業が始まるカラビンカを労いに来たシュロは、仇を失った事で何と戦えばいいのだろうと悩んでいます。

ダルガパル軍部

人間軍クメル軍閥から停戦の申し入れがありました。意図はイスパノでダルガパルが足踏みしている間に戴天党を掃討するつもりだとダルガパル軍部は読んでいます。メイミョーもダルガパルの動きを利用してサーデリーを攻略しており、鬱憤がたまっているダルガパル軍部としても進軍派の声が大きくなっています。

ボルカの副官が、イスパノ占領の人員も考慮すると今動かせるのは3000人弱で、2万人もの兵力を動員しているクメルと対抗するのは難しいと牽制します。

ボルカはタバコを吸いに行くという口実でその場から離れます。

「何のための戦いかー」ひとりごちたボルカに同意しながらやってきたのは先ほど進軍派を牽制した副官です。彼のもたらした情報はさらにボルカを困らせるものでした。

ダルガパルのイスパノ占領時において、ケレスは『英雄ボルカの名において万民の安全は保障された』と偽情報を声明文として発表し、ボルカの名前を利用してイスパノの街をダルガパルがむやみに奪略したりしないように工作します。諸外国にも配信してボルカの名声が高まる一方で、ダルガパル与党の一部からはボルカの独断専行だと不満の声があがっています。副官は斜陽の現政権を正すものとしてボルカに造反か離反をそそのかしますが、ボルカはあしらいます。

ケレスとの面談

獄中のケレスとボルカは対面します。ケレスはナイトワットの実力と人柄を「理想の体現者」だと改めて述べて、ナイトワットを倒しながらナイトワットにボルカが及ばないようでは罪深いとボルカを鼓舞します。

自分は「飛んで暴れたいだけだよねー」とただ一人のボルカの理解者だったナルコの言葉を思い出してボルカは言葉を飲み込みます。

クメル2万軍が戴天党を攻める件について副官がケレスに問うと、ケレスは「総裁コサイタスが命と引き換えに倒すでしょう」「貴軍が動くなら総裁の死を待つべきですね」と言ってのけます。

ボルカと副官が総裁の戦略的魔法’ゼロ旋風’について問うと、機密だったので憶測であるがおそらく虚術の一種だとケレスは答えます。そしてダークスターがイスパノ戦に参戦していればカラビンカの装甲は破られていたと言います。そして総裁は熱を奪う虚術であり、影響はにの広さで戦略級と語られていると言います。世間では天災とみなされているが過去に2回発動が確認されており、30万人もの犠牲を出しているという事です。防寒対策として炎術で温度を確保できないかというボルカの提案には、酸素まで凍るので炎術を使っても燃えないだろうとケレスは予測しています。

「ゼロ旋風とは恐らく、ゼロケルビンの領域を生み出す魔法」「氷地獄です」

ケレスとの面談を終えた二人はコサイタスの動向をどうするべきか悩みます。

もうかつての勢いは取り戻せない戴天党のために余命を投げ打ってクメル軍を止めようとするコサイタスについて「命を賭けるほどの理由、我々にはあるのでしょうか?」と副官は投げかけます。

ボルカはまたナルコを思い出しています。

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