【感想】堕天作戦 5巻 無明隧道 Part5

感想

モーラとアンダー会えるかと思ったのにニアミスでした!アンダーは割とニアミス多いんですよね。イスパノでのピロとアンダーとか、同じくイスパノでのシバとアンダーとか。

馬怪蟲から腕章を取り戻したアンダーが、瀕死のモーラの前に颯爽と助けに現れると思っていたのに、そのまま怪蟲と鬼ごっこするとは思わなかった…

モーラ渾身の独白はここだけ読んだら完全にヒロインです。我慢せずに思い通りに生きる事が出来た!と思いながらも心のどこかでは自分のしている事に自信がなくって後悔していたんだろうな。だから「絶対に無意味なんかじゃない」「そう思わなきゃやってらんない!!」と自分に言い聞かせずにはいられないのかと。

「これが本物の恋だ!」の数時間後にサティに「流されてふと安らぐ」とか言ってるからおい!ってなります。モーラは一途な粘着質なんじゃんくて、単に恋愛体質なだけだったのか。目を覚ましたモーラはキョトン顔でやっぱり可愛いなあ。サティに利用される未来しか見えないけど、びっくりな展開で再登場することと思います。

ジュンボがモーラを生かそうと発言したのもびっくりしましたが、サティがうまく言わせました。「空気は読めない人だから。」は「殺せという空気を打ち消す発言を敢えてしてくれ」の申し出ですよね。ジュンボさん殺気どころかしっかりサティ側の空気を読んでると思います。

ジュンボの援護射撃をワーデン四等校官がしてくれましたが、サティに遮られてしまってかわいそう。サティはその一言で怒りを爆発させておいて、メガネ借りて髪を崩してモーラに微笑むって忙しい人です。

メイミョー+ハイデラバード陣営はこれでルビーカトラスに引き続きモーラまでゲットしました。戴天党の人的損失が半端なく、逆にメイミョー+ハイデラ陣営のパワーバランスが今後どう影響するのでしょうか。ルビーカトラスやモーラの再登場が楽しみですが、サティに利用されて姿形が変わってそうで怖くもあります。

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