【あらすじ】堕天作戦 5巻 無明隧道 Part5

あらすじ
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アンダー戴天党に接触する

モーラがアンダーの事を想っているそのころ、アンダーは戴天党の党員を見つけてコサイタスの所在を聞いています。腕章を見せて不死者の証のツタ(誘導体)を見せますが、逆に疑われて捕獲されかけます。爆撃が起きてアンダーもろとも蹴散らされます。起き上がったアンダーは自身の手配書を見つけて追われている身だと気づきます。戴天党そのものもピンチな状況で、現場で声をかけるより直接本人に聞くほうがいいかと考えます。

悩んでいるうちにアンダーの腕章は馬怪蟲に取られてしまい、アンダーは追いかけます。

モーラとのニアミス

怪蟲の向こうには傷だらけのモーラが歩いていますがアンダーと出会う事はできませんでした。モーラは鏡に映った自身の半身の焼けただれた様に嘔吐しますが、なんとか生き延びる算段を考えて落ち着こうとします。

「自分の力で、自分の足で歩くんだー」

しかしその義足はルビーがくれたものだと気付いた時に、義足が壊れてモーラは倒れてしまいます。もしかしたらダメかもしれない。モーラはついに諦めて後悔と反省に涙します。いろんな事を反芻しながらシュロがいった「諦めろ。天上の住人だ」の言葉を思い出します。

モーラは空の三ツ星に手を伸ばしながら「ベストを尽くしたんだ」「一生懸命向かったんだ」と自分の行動を意味あるものだと言葉を重ねます。

「そう思わなきゃやってらんない!!」

「これが本物の恋だ!!」「誰か褒めて!!」

叫んだ後に現実の痛みがモーラを苛みます。残りの魔力で痛みを消したモーラは自分に近づいてくる長身の人物に気がつきます。

しかし、アンダーかと思ったその人物は二人になり、ホワイトとペリエだと気づきます。

ホワイト容赦なくモーラに発砲し、抵抗する魔力のなくなったモーラはメイミョーに捕まります。

メイミョーの判断

ジュンボはお腹を刺されたものの一命をとりとめたようですが、ルナルは死亡してしまいます。バルバはジュンボに詰め寄りますが、ハイデラバードワーデン中隊長が責任は自分にあると止めます。

中隊長は失った人命から刑務所行きを覚悟していますが、サティはコネとカネで善処すると中隊長に恩を売ります。

モーラはひとまず治療されましたが処遇はジュンボに任されます。ジュンボは歯を食いしばりながら生かして利用するよう進言します。反対の声が出るなか、ワーデンは「蟠りのひとつ越えられぬようなら、つかめる未来もたかが知れよう」と諭します。

サティはその声すら一喝して、メガネを借りるとモーラに微笑み上着をかけてやります。

「流されて、ふと安らぐ」モーラの最後の独白でこの章は終わります。

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