【感想】堕天作戦 5巻 無明隧道 Part1

感想

ここから電子書籍の5巻の内容です。

さて、感想ですが、モーラが闇落ちしたのか覚醒したのか、色々進化しました!思春期の女の子の思考回路と行動力はすごいです。

要約すると、

1.最初は守られている自分を変えようとルビーを助けに行ったつもりだったけど、ルビーも一緒に念波でやっちまった!

2.でも、ルビーはいつか死ぬし元々悪いやつだったし仕方ないか!(開き直り)

3.さて、自分は力を持ってることだしアンダーに会うためにも戦場を戦って生き延びよう!

登場人物の中では一番普通の人間らしい思考だと思います。戦死したギンカ隊メンバーやシュロみたいに自己犠牲的で崇高な生き方をする方が珍しいんじゃないかなあ。モーラには批判もありますが私は一番共感できるキャラクターです。ボルカやサティは見習いたいけどあるあるってならない。。。

ルビー姐さん今回も身内に優しい人間エピソードいただきました。逃げるモーラへの「美人だとばれたらひどい目に会う」という気遣いは女性ならではです。脳への攻撃で口から泡が出るって怖い状況の気がしますが、まだ死んではないのでなんとか生存していてほしいなあ。メイミョーのみなさん蘇生よろしくです。

カトラスがピロに撃墜されたのはモーラが複座で乗ってたからなんですね。確かに「飛び方がおとなしい」って市民にも言われていたくらしですし。通信士を載せるよりも錆びない材質で通信機をつけることは無理だったのかな。そういえばサティも腐鉄菌に対するハードルは製品よりも工場ってことで、メイミョーは機体は飛ぶ専門にしてあとは術士を載せることで対応したんでしたね。魔人が魔竜騎兵になれば最強なはずですが、シュロも念波が使えない。いろいろバランス取れた世界です。

モーラに逃げろというルビーにモーラは「ルビーさんも一緒に(逃げましょう)」と言いますが、ルビーはカトラスを守るので残ります。良く見るとカトラスの触手がルビーの肩に乗ってる!ルビーがカトラスを置いて逃げるような事があったらそれこそ攻撃しちゃいそうです。

カトラスとルビーがメイミョーの攻撃を受け、首飾りが飛び、その先に戻ってきたマイアが出てくるシーンまで、息を止めて読んでいました。淡々としているんですがすごく緊迫した絵柄です。

ルビーを助けるつもりの念波でルビーを昏倒させてしまったモーラはカトラスから攻撃されます。火傷の痕を見て「こんなのあの人に見せられない!」と焦るのがモーラらしい。アンダーは火傷とか残ってても気にしなさそうですけど。制御脳で見た目が変わってしまったレコベルと比べて美しいままの自分をアドバンテージと考えているからでしょうか。

ハイデラバード(多分魔人なので)の兵士に見つかってしまいますが、兵士を念波で操るという事をします。「療術…なし…」の場面は片耳を立てているので兵士をスキャンして彼に療術の才能がない事を探った描写かと思っています。だから自分を治す事が出来ない魔人なので用無しだし処分したのかな、と。

マンガワンのコメント欄では兵士に療術が使えたとしても、使えないように催眠を施したという意見もありますね。

どっちにしろ怖い女だわ。闇落ちモーラ覚醒です。暗い目なんですが最高に美人です。

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