【あらすじ】堕天作戦 5巻 無明隧道 Part1

あらすじ
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撃墜されたカトラスその後

サーデリー戦にてピロに撃墜されたカトラスは、頭上を旋回する戦闘機たちに威嚇していますがその元気も徐々になくなっています。

しかしカトラスは動けない怪我を負っているものの致命傷ではなく、乗っていたルビーやマイア(モーラ)も無事のようで、ルビーはカトラスを運ぶための豚怪蟲の支援を要請しています。

ルビーからの傲慢な態度の要請を受けた党員はイスパノが陥落したために、すぐに対応できないと逆ギレします。その時にもたらされたトライスターの戦死という知らせにルビーは呆然とします。党員は状況説明しながら上層部に腹が立ってきたのか腕章を投げ捨てて立ち去ります。

「クズばっかでほっとする」と微笑みながらルビーは捨てられた腕章を拾い上げます。そしてモーラに対して、モーラが乗っていたせいでカトラスが撃墜されれたようなものだと理由をつけて、モーラに立ち去るように命令します。ルビーはモーラに戴天党員とわかる与圧服を脱いで小汚い避難民の振りをして逃げろと、美人のモーラへの気遣いを見せます。

言われるがままに逃げるモーラですが、脳裏にサウジーネやアンダー、シュロといった今まで自分を逃がそうと(あるいは助けようと)してくれた人物がよぎります。

(あたしは守られてばかり。いつも、いつも。)

モーラの勇気と念波攻撃

逃げようとしたモーラの背後でメイミョー兵士たちがカトラスに攻撃する爆発音が聞こえます。カトラスの悲鳴が聞こえ、ルビーの首元が撃たれてトレードマークであるルビーの首飾りが弾け飛びます。

首飾りを目線で追ったルビーはその先にモーラが戻って来ているのを見ます。

モーラはルビーたちを助けるために口を大きくあけて、大音量の念波を放ちます。

あたりの攻撃は止み、モーラは念攻撃が効いたことを確信して、ルビーを助けに行きますが、至近距離にいたルビーも念波を食らって昏倒しています。

ルビーが攻撃されたと思ったカトラスはモーラにロケット魔法を放ちマイアの右手が火に包まれます。しかし鬼怪蟲2体がカトラスに攻撃し、その隙にモーラは逃げ出します。

焼けただれた右手を治すべく療術士をモーラは求めますが、来たのはハイデラバードの魔人でした。

モーラの覚醒

(そうだ、落ち着け、あたし。培養中のクローンがあるんだ)

モーラは冷静さを取り戻し、追ってきた魔人をスキャンして療術を持っていないことを確かめると、魔人を念波で操って自ら攻撃するようしむけます。

ルビーは何発も撃たれていたし、どのみち死ぬべき人間だった。みんなの仇をとったのだと自分に言い聞かせて、生き延びることを決意します。

(私は狩る側かもしれない)

モーラは暗い目をして魔人を完全に自決に追い込みます。

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